宮前の家

宮前の家

Concept

敷地の東側は地盤が3m程低く、宮前ビレッジという3階建ての集合住宅群であった。住棟間は広く、武蔵野の面影を残すケヤキやエノキの巨木が点在し緑豊かな景観であった。
計画では開口は東を中心とした。半地下を地表面より2m下げてサンクンガーデンを設け、東からの光を十分確保した。スキップで2、3階上がると居間、食堂、台所に至る。北側斜線を考慮し最高部3.2mのアールの天井とした。階段の途中に浴室、寝室、書斎など諸室を配置し、地階を子ども室とした。1階玄関ホールは三面をガラスブロックとし、外部まで伸びたガラスブロックの壁を廻り込み駐車スペースを介してアプロ―チする。

Data

所在地 :東京都杉並区
構造規模 :RC造 地上2階地下1階
延床面積 :158.4㎡
竣工 :1996年
施工 :水野建設