2022年から設計を始めた横浜の半導体工場が引渡しの日を迎えました。

既存工場の稼働を止めずに新社屋を建てるため、旧工場を半分壊して新工場を半分建て、残りを壊して建てるという、2期2年にわたる長い工事がついに完了しました。

市街地調整区域に建つ既存工場を建て替えるため、そもそも建て替えが可能なのか。

横浜市の市街化調整区域でこれほどの規模の建て替えは前例がないとの事、横浜市と協議を重ねました。

着工できたときの感動もありましたが、竣工引渡しは感慨深いものがあります。

竣工写真を撮影したらアップしていきます。

前面は高低差0.6mある傾斜道路、後面は2m近い高低差のある敷地で住宅を設計しており、最初の提案を行いました。

駐車台数を確保しつつ、フラットに玄関へアクセスできるようにスキップフロアを提案しました。

道路側にはバルコニーと植栽を設置することで目隠し効果を期待し、また庭の木と協和する植栽に囲まれた緑豊かな空間です。

工期は来年ですが、現場が始まるのを楽しみにしています。