30年前に設計させていただいたお施主様宅の柿の木が家の屋根を越えて巨木となり、今年は柿の実が鈴なりとなりました。10月末日にお施主様宅の3階のテラスから柿の収穫に参加させていただきました。

このお宅は一昨年,隣地に東屋を増築させて頂きましたが、その屋根に鳥がつついて熟した柿の実が落ちるのを防ぐ目的もありました。

当日は雨模様でしたが、収穫する時間には奇跡的に雨がやみ、一時間あまりで300個ほどを収穫しました。

旬の果実を収穫させていただくと「秋」の季節を身にしみて感じます。

渋柿ですのでその後へたに35度のアルコールを塗って密閉袋で二週間ほど保存し、甘柿になるのを待ちます。

都会ではなかなか味わうことのできない体験をさせていただき、お施主様には感謝しております。

渋抜きより二週間の期間を過ぎ、毎日みんなで美味しい甘柿を楽しんでおります。

9月号に引き続き、雑誌「建築士」10月号の中の「旅から旅絵」というコラムにスケッチを載せていただきました。

28年程前、三、四百年続くハノイ地方の伝統的な村がそのまま残っていると聞き訪ねました。

田んぼの道を進み、村の門を潜り進むと、正面に屋根の四方を跳ね上げた神社風の建物に出ました。広場では多くの女性たちが、ちょうど集められた稲の束を脱穀していました。広場北側に建つ堂々たる建物はDAIN(ディン)と呼ばれ、礼拝所兼集会場で村の中心施設でありました。長老を中心に村民の合議により農作業や収穫、戦時への対応まですべてのことがここで決められました。「国王の力も村の垣根まで」と言われ、村は独立して運営されていました。

村人の住居は、広場から複数伸びたレンガ塀の小道に沿って配置されていて、それぞれの家には前庭があり、果物の木が植えられ、鶏が元気に飛び回っていました。外壁のレンガは空気層を内包するこの地方独特の造りで断熱性が高いとの事でした。広場から家々へ向かう門を含む風景をスケッチしました。

村は今では観光名所の一つになっているそうです。 日本の緊急事態宣言も解除となりましたが、ハノイはまだロックダウン中であり、解除を待ち望んでおります。

公益社団法人日本建築士会連合会から、毎月発行されている雑誌「建築士」9月号の中の「旅から旅絵」というスケッチとコラムに弊社の所長藤江通昌が、27年間設計の仕事をさせていただいておりますベトナムハノイでの思い出の風景とコラムを載せていただきました。

20年程前、街の中心には19世紀後半から20世紀前半までフランス人の建築家が手掛けたアールデコ調の建物が2キロ四方の中心市街地に残っていて、スケッチした建物はチャンティエン通り・レタントン通りの交点に建つハノイ市民が誇りとするオペラハウス前広場の対面に建つコーナーにドームを配し、エントランスホールは吹抜けの商館です。

現在は解体されてしまった建物ですが22年前にスケッチしたものを掲載していただきました。

10月号も引き続き、ベトナムハノイ近郊の伝統的な村の一風景のスケッチを掲載していただくことになっております。

現在はコロナ禍の影響でベトナムには昨年の2月から行けておりません。「2022年のテト明けからまた再スタートしたい」とのこと、一日も早いコロナ禍の終息を願っております。