約2年ぶりの投稿です。すっかりご無沙汰してしまいました。
先日、6月に竣工した市原の家の竣工写真を撮影しました。
南向き斜面地に建ち、RCの基礎から片持ち梁ではね出した浮遊するバルコニーと、そこから広がる景色が特徴的なセカンドハウスです。

さすがはカメラマンさん。アングル毎に家具の位置を細かく調整し、隙の無い写真を撮っていただいています。写真の完成がとても楽しみです!

モデルは撮影を手伝ってくれたカメラマンさんの娘さんと、弊社メンバー。いい感じです!

28年前に弊社で設計させていただいた「一般財団法人清水港湾博物館(フェルケール博物館)」が東海支部の審査を経て 「JIA25年建築選」に登録されました。

これは「25年以上の長きにわたり、建築の存在価値を発揮し、美しく維持され、地域社会に貢献したきた建築」を登録・顕彰したものです。

建築が未来に向けて生き続けていくために、多様化する社会の中で建築が果たすべき役割を確認するとともに次世代につながる建築のあり方を提示するための賞です。

フェルケール博物館は、静岡市の美術館として清水港の歴史・船の歴史を展示するだけでなく、美術館としても一年を通しての企画展を行い、地域の文化を掘り起こしてきました。またコンサートをはじめ、さまざまなイベントを行なう事で市民と深く繋がってきたことで、地域に愛され、親しまれ、街のシンボルとして生き続ける証としての結果と思います。

設計者としては、今後の仕事への原動力に変えていこうと思っております。

30年前に設計させていただいたお施主様宅の柿の木が家の屋根を越えて巨木となり、今年は柿の実が鈴なりとなりました。10月末日にお施主様宅の3階のテラスから柿の収穫に参加させていただきました。

このお宅は一昨年,隣地に東屋を増築させて頂きましたが、その屋根に鳥がつついて熟した柿の実が落ちるのを防ぐ目的もありました。

当日は雨模様でしたが、収穫する時間には奇跡的に雨がやみ、一時間あまりで300個ほどを収穫しました。

旬の果実を収穫させていただくと「秋」の季節を身にしみて感じます。

渋柿ですのでその後へたに35度のアルコールを塗って密閉袋で二週間ほど保存し、甘柿になるのを待ちます。

都会ではなかなか味わうことのできない体験をさせていただき、お施主様には感謝しております。

渋抜きより二週間の期間を過ぎ、毎日みんなで美味しい甘柿を楽しんでおります。