2022年から設計を始めた横浜の半導体工場が引渡しの日を迎えました。

既存工場の稼働を止めずに新社屋を建てるため、旧工場を半分壊して新工場を半分建て、残りを壊して建てるという、2期2年にわたる長い工事がついに完了しました。

市街地調整区域に建つ既存工場を建て替えるため、そもそも建て替えが可能なのか。

横浜市の市街化調整区域でこれほどの規模の建て替えは前例がないとの事、横浜市と協議を重ねました。

着工できたときの感動もありましたが、竣工引渡しは感慨深いものがあります。

竣工写真を撮影したらアップしていきます。

前面は高低差0.6mある傾斜道路、後面は2m近い高低差のある敷地で住宅を設計しており、最初の提案を行いました。

駐車台数を確保しつつ、フラットに玄関へアクセスできるようにスキップフロアを提案しました。

道路側にはバルコニーと植栽を設置することで目隠し効果を期待し、また庭の木と協和する植栽に囲まれた緑豊かな空間です。

工期は来年ですが、現場が始まるのを楽しみにしています。

先日、数年前から毎年の恒例になりつつある、お施主様のご自宅での柿収穫にお邪魔しました。30年ほど前にご自宅の設計、4年前に東屋の増築、そして今年は自宅一部を改修設計をさせていただきました。

今年もたわわに実っていました。

この日は晴れて良い天気の中、2時間あまりで400個ほどを収穫できました。収穫では高枝バサミが大活躍です。取った柿を落とさないように注意しながら、(落としてしまうと設計した屋根に当たってしまうので、、、)取った柿は枝葉を落として箱に詰めます。

収穫した柿は渋柿ですので、へたに35度のアルコールを塗って密閉袋で二週間ほど保存し、甘柿になるのを待ちます。お施主様にはいつも貴重な体験と美味しい柿をいただき感謝しております。今年もありがとうございました。今から二週間後の甘柿が待ち遠しいです。