30年ほど前に 清水市(現静岡市)に設計させていただいた フェルケール博物館の一部外壁改修工事を現在行っているところです。

「清水港ににぎわいを」と清水港の歴史、船の歴史を常設展示すると共に、さまざまな分野の企画展や美術展、ミュージアムコンサートの催し等をを通して 地域の文化振興の中心的役割を担ってきた博物館です。

外壁は当時特注したレンガが残っていないため、改修後の壁が既存のレンガの壁となじむように職人の方がモルタルでレンガの造形を作り、それに着色して再生します。

ディズニーランドの建物で使用した手法とのことですが 仕上がりが楽しみです。

ドイツ語で「人が交流する」という意味の「フェルケール」の館名は、初代理事長の館への思いからの発案です。

清水港に近接した場所に位置し、清水の歴史と深い関わりあいをもつ建物です。

今回の改修工事で これからも長く清水地区の文化の中心的施設として愛され、コロナ収束後は「フェルケ―ル」の名の如く、多くの方達に来館して頂きたいと願っております。